家を建てる場所・地域は将来の為に良く考えよう!

ここを読む人にとってはすごく遠い未来の話だと思いますが、家を買う・建てる時は、その場所や地域について老後のことまで考えておきたい話があります。

結論から言うと、家から近い方が良いものは断然スーパーマーケットです。
コンビニではダメ、駅から近いとかどうでもいいです。

私は家を建てる時に、将来親を呼んで面倒を見るつもりでそれ用に間取りを考えて建てました。
実家からは他府県というほど遠くはないのですが、違う街なのでそれなりの距離があります。
そして実際に親がそういう時期になったので私の家に住むか聞いてみたのですが、「近くに友達がいるから行きたくない」ということでした。
もっともな話です。
そんなわけで高齢者が住宅地で生活をしているのですが、もはや車も乗れないし、バスに乗せるのも不安、タクシーは距離がありすぎて高くなるので無理。
そうなると自分の家から歩いて行ける範囲がその後の生活圏内になります。
そんな時でも近くにスーパーマーケットがあれば良いのですが、住宅地なので無く、買い物にいけないことが余計に老化を進める結果となりました。
ちなみに買い物自体は私が行ったり、たまに親を車に載せて連れて行ったりするのですが、それはまた別の話。

自分自身で買い物にいけないと家にいる時間がすごく増えました。
友達の家にいったりもするのですが、毎日入り浸ってるわけにもいきません。
家にいる時間が長くなるということは、歩く時間が減るということでもあります。
ウォーキングなどをするような性格だったら良かったのですがそうでもなく、以前より太ったことで余計に外に出ることが減ってるような気がします。
そうなると、近くにスーパーマーケットがあるのが一番いいなぁと思ったわけです。
これホントに結構切実です。

家を建てる時の場所の候補と言えば、駅や職場、学校などが近いところが候補に挙がると思います。
ただそれらは比較的若い頃に必要なものだし、そもそもどうにでもなるじゃないですか。
車が無くても、歩いてでも自転車でもバスでも行けます。
でもこれが高齢者になると、よちよちと、数百メートル歩くのが限界です。
病院には比較的行く必要がありますが、買い物の頻度と比べるとしれているので、スーパーマーケットが近いことが一番です。
そしてこれを、自分のことに置き換えて考えてみて下さい。
自分で買い物に行けない環境で、生活したいですか?

最近では配達物のジャンル、ありとあらゆる物が配達で届けてもらえる時代になったので、買うこと自体は家にいながらできます。
実際私の実家の近所の高齢者の人はそれで生活をしています。
ただそれで満足しているかと言うとそんなこともなく、「自分で買い物に行きたい」と言ってます。
私の親もそうです。
日々の生活に必要な食料や日用品は私が買っていくので事足りてはいるのですが、行けるものなら自分で買い物に行きたいと言います。
だからたまに連れて行くんですけどね。
また、重いもの(飲み物など)は配達してくれるところで買っている人もいます。
それはそれで良い方法ですね。

親がまだ元気だった頃は、家の近くにスーパーマーケットがある方が良いなんて思いもしませんでした。
いくつになっても買い物くらいは自分で行きたい。
そう思うと、「スーパーマーケットが歩いていける距離にあること」も考えて家を建てるところを探しても良いと思います。